銀行カードローンは銀行ではなく消費者金融から借りている?

NHK『クローズアップ現代』にて2017年4月12日に放送された内容を一部参照しながら紹介しています。

 

銀行カードローンの契約は仮契約と本契約の2段階。
貸付条件には、こう書かれています。

保証契約が受けられる方。

銀行によっては表現に違いがありますが、保証会社の審査を受けて通過した方が契約できる仕組みになっています。

この保証会社は銀行傘下の消費者金融や信販会社であり、実質的に、この方なら融資してもOKとか、この方はNGとか、融資の判断を出しているのは消費者金融や信販会社です。

銀行には個人の無担保融資に関するノウハウがなく、長年にわたり個人の貸付を行ってきた消費者金融などが返済能力のチェックなど審査を行っています。

また、消費者金融や信販会社が担うのは審査だけではありません。
万一、利用者が返済不能となった場合には保証会社である消費者金融や信販会社が肩代わりしています。
(代位弁済とも言いますが…)

だから、銀行は万一、利用者が破綻しても痛くもない。
一方、消費者金融は銀行という看板を使って新たな顧客を開拓できる。
この両者の関係で成り立っているのが銀行カードローンということができます。

しかも、消費者金融はCMの放送時間に規制があるものの、銀行は対象ではありません。
露出度も高いし、銀行から借りるというイメージもあります。

取り立ては恐いから消費者金融は避けている。

でも、避けたつもりが実は…ということ。
返済不能で催促・取り立てをするのは消費者金融などです。

銀行カードローン=低金利というイメージは本当?

銀行カードローンは低金利ではありません。

なかには1%を切る金利のものがありますが、よくみると付帯条件がいろいろ付いています。
2~3%は低金利ですが、それを受けられる方は銀行カードローンを利用している方の中でも少数派です。

また、比較しているのが消費者金融や信販会社の金利です。
それと比べれば金利は低いけど、10%超の金利は高いです。

加えて、借金につながりやすいのがリボ払いです。
リボ払いは細かく分けると元利定額や元利定率などがあるのですが、返済額の内訳は元金と利息から成り立っています。

リボ払いは定額返済なので、毎月決まった額を返済すればOKです。
この点でみれば使いやすいとも言えますが、問題は利息をどれだけ払っているかということ。
実際は返済の半分以上は利息で消える計算になることがあります。

いつまで経っても減らない借金。
言い換えれば、お金の使用料こと利息ばかりを支払っている状態に。

それではなかなか完済はみえてきません。

もし、返済期間中に収入の変動や病気・ケガ、教育費などの大きな出費が重なると…取引期間が長くなるほど返済リスクは大きくなります。

はじめは50万円の借入が、完済までに約25万円の利用料こと利息を払っている場合もあり、定額で使いやすい反面、総返済額は多くなる傾向もあります。

ポストに銀行・信用金庫のフリーローン(カードローン)のチラシやDMが入っていませんか?
特に4月の新年度はカードローンのキャンペーンが多く、ATMでもローンの表示が出ることがあります。

そこで利用する前に、ちょっと確認。

返済計画は大丈夫ですか?

返済を新たな借入をしないと回らない、そんな状態になっていませんか?

銀行カードローンは「いざ」という時に便利なのですが、「いつも」という状態は危険な兆候です。

銀行カードローンの借金整理でも自己破産を避けられる!

この記事でも紹介させていただいたのですが、
銀行カードローンによる自己破産が増加しています。
自己破産が13年ぶりに増加。その理由は銀行カードローンの仕組みにアリ

今までは過払い金の返還で減少傾向にあった自己破産。
それが増加傾向に変わってきています。

銀行カードローンには過払い金は発生していません。
ですから、過払い利息の返還による劇的な減額は期待できません。

 

それでは、自己破産しかないのか。

 

そうではありません。

 

自己破産も借金解決の一手段で、この方法が最適な場合もありますが、分かれ目になるのは返済できるかどうかです。

返済を新たな銀行カードローンで補うパターンを早く切り替えることで自己破産は避けられます。

任意整理なら弁護士や司法書士に相談・依頼することで早期に返済をストップできますし、消費者金融問題と同じく利息の高さが問題になっていますから、これを将来にわたり利息を全額カットしてもらうことで返済額を大幅に減らすことも可能になります。

借金問題の解決=自己破産ではなく、取引内容によっては任意整理などの方法をとれることもあるのです。

新しい銀行カードローンで返済を考えても借金は減りません。
それよりも専門家のサポートを借りることで借金は完済の目途がつくものです。

 

借りられるかどうか銀行カードローンを探す。

審査をドキドキした気持ちで待つ毎日。

月末の返済に頭を悩ます日々。
そんなサイクルにピリオドを打ちませんか。

任意整理などの債務整理は、返済の方法を国が認めた制度を活用して変えること。
ローンが返済不能になった記録は残りますが、その期間や影響を最小限にして「完済」していきましょう。