金利を知ることは、お金をコントロールすることにもなる!

金利の怖さは本サイトでもいくつか紹介させてもらったのですが、債務整理した後でも、お金の付き合いは続きます。

ローンを組むこともあるでしょうし、お金を借りる場面も出てくると思います。
債務整理の経験を活かすためにも、お金の仕組みや賢い借り方を考えることは大事だと思います。

今回は改めて「金利」に着目していきたいと思います。

まずカードローンを利用する際に必ず掛かるのが金利です。

簡単に言えば、お金を借りる際の利用料というべきもの。
この利用料とも言うべき金利は貸金業法が改正される前は消費者金融・信販会社と銀行の間で異なり、みなし弁済に当てはまるなら法定金利を超える金利も可能とされていました。
(その当時も法定金利を超える金利は無効だったのですが、みなし弁済に当てはまる場合という例外つきでした)

法律が改正される前の出資法の上限金利は29.2%。
10万円の借りても、1年後には29,200円の利息が掛かる仕組みでした。

かなり高いですよね。

現在は平均して年利18%ぐらいですので、
同じ10万円借りると1年後には利息は18,000円となります。

このように借りた金額×金利=利息
1日当たりは365日で割ると、1日分の利息が計算できます。
利用分の日数で割ると、おおよその利息が出てきますので、どれだけ利息を含めたお金を返済しないといけないのか分かります。

また、金利の表示は%表示で示されるのが通常で、月歩や日歩といった表示がありますが、大体は年利で計算され、カードローンのほとんどはこのタイプです。

実質金利の「実質」の意味とは?

そうした金利ですが、もうひとつ「実質」という言葉を目にしませんか。

実質=正味ということができますが、このことを知ると
金利の仕組みやカードローンの違いがハッキリわかってきます。

カードローンを審査する側からみると、ネット申し込みが主流になっていますが、そのシステムの維持にはお金が掛かりますし、自動与信とは言え、最終的に担当者たる人が判断しますので、当然、人件費も発生します。

その他、利用規約の冊子や契約書、カードの発行などいくつかの事務経費が発生します。

しかし、これらの費用を払うことはありません。

貸付条件の中にも手数料無料(カードローンの場合)と明記されている通り0円です。

では、どこで負担しているかと言えば、金利です。

法律の中でも明記するように定められ、実質年率以外の表示はまずありませんし、費用が別途発生することはありませんので「実質」なのです。

こうした事務経費などの諸費用が金利に含まれているということは経費が掛からない会社ほど、言い換えれば、経費を抑えているところほど金利が低いということができます。

代表例はネットバンクであり、また大手銀行などは企業規模のスケールメリットやネットワークを活かして金利を低くしています。

金利設定は自由。だから、見方がある!

貸金業法が改正され、みなし弁済の廃止と出資法が引き下げられ、
現在の金利は以下の通りです。

それぞれ元金と上限金利(年率)です。

10万円未満  20%
10万円以上100万円未満  18%
100万円以上  15%

法定金利と言われるものですが、金利の表示は利息制限法に
基づくもので1本化されていますので、これ以外に表示があるとすれば違法業者です。

上記は法律によって定められた上限金利ですが、これを超えなければ金利の設定は自由です。
例えば、10万円の借入で10%の上限金利だってOKです。
まず、個人向けの融資ではありませんが。

さらに消費者金融と銀行間で金利を比べてみると、

■大手消費者金融のカードローン
プロミス 4.5~17.8%
アイフル 4.5~18.0%
アコム   3.0~18.0%

■大手銀行のカードローン
三菱東京UFJ銀行カードローン バンクイック 1.8~14.6%
三井住友銀行カードローン 4.0~14.5%
楽天銀行カードローン   1.8~14.6%

銀行のカードローンの方が金利は低いのですが、保証会社の審査を通ることが条件になっており、審査も厳しいです。

また、表示されている金利の近くに、こうも書かれていますよね。
※適用金利は審査によります~と。
審査=与信ポイントが高いほど、適用金利も低くなることがあります。

こうした金利の見方としては下限金利ではなく「上限金利」です。

下限金利は融資される金額や与信によって高レベルの信用がないと付与されないもので、多くは上限金利で設定されます。

企業規模やネットバンクなどでも金利が違うことは先に説明した通りですが、上限金利をチェックポイントに比較することが大事です。

低金利のカードローンという広告を見かけるかもしれませんが、カードローンの金利は他の借入を比べると、まだまだ高めです。

少しでも上限金利の低い借入を選択することが、利息の負担を減らし、借入で生活を圧迫しないことにつながります。

さらに単利・複利の違いで利息の負担が違う!

1段落目では単純に借入に実質年率を計算したものです。

カードローンは単利で計算されますので、先述の計算方法で良いのですが、複利計算での借入の場合はちょっと複雑です。

例えば、10万円の借入で実質年利18%の場合で計算してみます。

1年目は10万円×18%で1年間の利息は18,000円となり、トータルは118,000円です。

2年目は1(10万円+1万8,000円)×18%となり、トータルは139,240円となります。

10万円で計算したので、金額は小さくみえますが、単利では36,000円となりますが、同じ借入額でも39,240円と、利息の負担が増えます。

カードローンは単利と紹介しましたが、リボルビング方式で残高に応じて金利が掛かる仕組みとなっていますので、利息は計算よりも高くなることがあります。
ローンの見積もりでは利息がどれぐらいつき、総返済額はどのぐらいになるので、お金の流れ、借入の仕組みを徹底的に把握しておくことが大事です。

借りれる額よりも、返済できる金額でローンを組む。

借りられる金額は収入や家賃など入力項目によって弾きだされたもの、与信額というべきものですが、返済できる金額とは一致しません。

当然、入力項目による客観的な判断や貸付基準によるもので、他の細かい支出を含んでいません。

そのため、支出でも近い将来、出ていくであろうお金を差し引き、余裕をもった返済計画が大事です。

加えて、上限金利を目安に利息の負担がどのようになるのか計算し、まとまったお金が入ると、追加返済、繰り上げ返済をすると利息の負担はさらに減ります。

利用期間や金利、その他の支出によって返済が圧迫されないか、比較・検討、計画性を心がけていきましょう。