裁判よりも交渉の方が早く、多く返還されることもある。

過払い金の返還請求は交渉か、裁判か二つの方法があります。

確かに司法の場に持ち込めば、より多く金額が
返還されるのではと思うのですが、実際は
金融会社の対応次第であることが多いようです。

ある会社は交渉の方が高い場合がありますし、
裁判を起こした方が利息を含めて返還される場合もあります。

取引状態にもよりますし、消費者金融の中でも
大手と中堅では対応がまったく異なることも多くあります。

例えば、大手消費者金融の過払い金の返還状況は80~90%です。
最大手では交渉で90%でまとまることが多く、
100万円の過払い金があるとすると、90万円の返還となり、
そこから過払い報酬金20%の費用を差し引くと約72万円の返還となります。
※相談先の事務所では完済口座事務手数料などが報酬金とは別に
必要になる場合もありますので、確認が必要です。

過払い金報酬金が低いところを選べば、より多く戻ることもあるのですが、
交渉か裁判でポイントとなるのは費用対効果の面だと思います。

裁判を起こして利息を含めて返還を求めるとなると
新たな費用が発生してきます。
完済済での返還請求は報酬金だけで済むこともあるのですが、
裁判費用が別に発生してきますので、
その費用を加味する必要があります。

その費用の分だけ利息が取れるかは金融会社次第ですし、
過払い金だけではスムーズに交渉できても、利息付きとなると
大手の会社でも難しいケースも出てきます。
利息は取引期間によりますが、取れたとしても
裁判費用で相殺となってしまうこともあるのですね。

減額しようというのは、どこの金融会社も同じ。
全力で減額を求める会社もあれば、交渉だけで90%前後の
返還でまとまることもあります。

スピード重視なら交渉、返還額なら裁判。

交渉は早期にまとめることも多いようです。
早いところで2ヵ月で返還となるところもあります。

しかし、裁判となると数カ月近くになることがあります。
手続き上の時間や利息を巡る問題となると長引くことも予測されますし、
取引履歴をどれだけ持っているかでも金融会社の違いがあり、
過払い金の金額を巡っての係争も少なくありません。

大手以外の消費者金融などは特に時間が掛かると思います。
返還に対応できる資金力がないという面もありますし、
取引履歴の開示が遅い、すべて出てこないという面もあり、
過払い金の確定の面で時間が掛かるのですね。

利息を含めてきっちり返還を求めることができるのは
裁判ですが、早期にまとまるのは交渉で、
大手では交渉の方が多い場合もあります。

裁判に時間が掛かること、費用がかさむことを
にらんでの対応をとっているとみることができますが。

しかし、双方にメリットやデメリットはあるものの、
それを相談者の側で選択できる事務所を選ぶことが大切です。

また、複数の会社の返還を求める場合は過払い報酬金の
率にも着目すると良いかもしれませんね。
100万円の返還額でも20%なら20万円、
19%で設定されている場合は
19万円と1%で1万円も違ってきます。

費用や返還スピードなどを比べて、何を重視したいのか、
求めているのか、その点をハッキリさせることで
有利な結果も導き出せると思います。


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