金利・取引期間で司法書士・弁護士への相談が分かれる場合も。

個別債務140万円、1社で140万円という高額融資の利用は消費者金融の場合はそうそう、あるものではないと思います。
銀行のカードローンであれば、高額融資の例は数多くあると思うのですが、限度額50万円を基本にしている消費者金融では司法書士でも代理できると言えます。

ただし、次の場合は事情が異なります。
●合併して会社が変わっている場合
●借入・返済の繰り返しで長期の利用となっている場合

前者の「合併」ですが、会社名を出すと次のようになります。

<プロミス>
旧三洋信販(ポケットバンク)
アットローン

<アコム>
東京三菱キャッシュワン(DCキャッシュワン)

<アイフル>
ライフ

<セディナ>
OMCカード
セントラルファイナンス
クオーク

<三菱UFJニコス>
旧日本信販
DCカード
UFJカード
MUFGカード

上記は一例で、吸収合併などで系列化になっている企業も多く、大手消費者金融や信販会社などは特に多いのが特長です。

例えば、プロミスとポケットバンクの2社から借り入れていた場合、1社が50万円でも、2社でその金額でしたら、合計100万円です。
この残額での任意整理であれば、「140万円の壁」を超えないので司法書士での相談・解決も可能なのですが、過払い金となると利用期間に比例して超えるケースも出てきます。

長期の利用で過払い金が増えるのはなぜ?

カードローンは順調に返済していけば、29.2%の高金利でも数年で完済できる計算となります。
現在は利息制限法内で50万円以下の場合は年利18%ぐらいで、こちらも順調に返済していけば数年で完済できる見込みです。

しかし、過去の高金利(利息制限法を超える)の場合は、利息の高さで返済が追い付かない状況もありました。

いくら返済しても、元金が少しも充当されない。
結果、取引期間は長くなるし、利息の支払いも多くなる。

返済すれば、利用可能額も増えますから、これを返済の原資に充てることによってさらに取引期間も長くなります。

返済して利用可能額が増え、それを追加で借り入れると元金分を使うことになりますから、残高に金利が付くことで利息の負担はそのまま変わらず、延びることになります。

元金が減れば、利息も減るんですけどね。
枠内で繰り返し利用する場合も多いのでカードローンの利用は長期となることも多いです。

債務が50万円の少額でも過払い金が多くなるのも、この仕組みです。

例えば、大手信販会社・N社で債務50万円、取引期間が20年ぐらいになると過払い金は250万円を超えることもあります。

債務が少ない<過払い金が少ないという図式は決して当てはまらないのです。

<ポイント!>
債務や過払い金の確定は取引期間を精査してみないと分からないものです。
司法書士事務所と弁護士事務所の双方で無料相談をかけて調査を含めてより良い条件を探ってみるのもベストな方法だと思います。

債務が少なくても、取引期間の長さやその当時の金利によっては司法書士事務所ではなく、代理範囲の制限がない弁護士事務所が良い場合もあるというのも、こんな理由があるんです。
また、債務整理が得意な司法書士事務所が弁護士事務所と提携して、幅広く対応してくれるところもあります。


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