整理対象から外した借金、払い切れますか?

債務のことを、すべて洗いざらい話すのは、できるようでできないもの。

債務整理を決断する時には借金の正確な額も曖昧になっていることも多いので、何が借金として残り、返済しなければならないのか把握すること、整理することが大事だと思います。

任意整理(特定調停も含めて)は債務の一部を外すこともできます。
保証人に迷惑を掛けたくないから、整理対象から外す。
クルマのローンだけは払い続けるとか、一部の返済を残して整理することもできます。

それも、場合によっては得策。
すべてを債務整理にかけることもないケースもあります。

ただし、一部を残す場合にポイントがあります。
それは残した債務が払い続けることができるかという点です。

カードローン分の債務を整理して、クルマなどのローンは払い続ける場合も、保険代など維持費も想定して進めることをおすすめします。

一部を残して整理したものの、やっぱりきつくなってきた。

再度、債務整理しようとした場合は時間もかかり、費用も新たに発生してきますので、債務整理は1回で、すべて解決できるように進めるのがベストです。

受任後の整理案のまとめで注意することは?

弁護士や司法書士に相談し、受任手続きを行った後にすぐに整理案の作成に当たります。

この整理案は今後の債権者との交渉にあたり、ベースになる情報。
月々、これだけ払っていけるので、ということで和解を進める大事な情報です。

もし、多めに答えてしまうと…

弁護士や司法書士にしても、相談者が出す金額を元に交渉を進めていきます。
他にあったとしても、相談の中で出さなければ、最初に答えた金額が交渉のすべてになります。

多めに答えると、交渉もスムーズに進むでしょう。
金融会社にしてみれば、1円でも多く払ってもらえる方が良い訳で、返済期間も短いほど歓迎します。

でも、本当に払い続けることができる?

ここが整理案をまとめる上で重要なポイントになります。

経験談からいうと、短いもので2年、長いもので3年、これは特定調停の例ですが、任意整理では最長5年の
期間で弁済できることも可能ですが、その期間内に少々の収入の変動があっても、払い切れる額がベストです。

ギリギリの設定は避けましょう。
多めに答えるのはやめましょう。

ムリのない範囲で弁済額こと支払い可能額を決めることです。

そのためには債務をすべて話すことも必要で、外す・外さない判断は別にして、まずは借金の全体を出してみましょう。

債務整理の専門家である弁護士や司法書士なら、今までの相談者の解決例などから、おおよその判断がつきますが、相談者の話す情報がベースになるので、包み隠さず、すべて話すことが大事です。

私自身、返済額を多めに答えてしまったために後の返済は大変でした。
実際、借金のことを話すのは勇気も、決断もいるもの。

相談の場を1度だけに、この場ですべて解決できるように洗いざらい話していきましょう。