返済プレッシャーに襲われる債務整理前。

10日と27日前後は複数の金融会社の返済日にあたり、そのお金をどう工面するかが、言わば毎月のルーティンでした。

今から思えば、よく払えたものだと思うほどの借金。

収入を大幅に超える債務超過で、綱渡りの状況でした。

債務整理も考えていたのですが、気になるのは費用。
どう考えても、出せる金額ではなく、費用が安い、裁判所を介する特定調停を選びました。

この借金で、しかもアルバイトで、裁判所もよく特定調停に判を押したと思うのですが、
調停がどうなるかは別として、裁判所が受理したことでひとまず借金は止まり、リセットの時間ができました。

絶対にやってはいけない借金例。

毎月の返済に充てていたのは利用可能額です。
返済すれば、元金分だけ利用できますよね。

カードローンで陥りがちなのですが、利用可能額を使うことも「借り入れ」と同じです。

繰り返し利用可能額を使っていると、当然、利用できなくなる訳で、途上与信に掛けられ、すぐに使えなくなりました。

でも、返済しないといけない…

手を出したのは新幹線の回数券の購入と換金。
クレジットカードのショッピング枠を計算して月ごとに回数券の種類(行き先)を変えて、換金して返済に充てていました。
もちろん、このような利用はクレジットカードの規約に違反するものです。

それがダメなら、CDやDVDの新作を購入して換金する。
何とか返済原資を作ろうと思っていたのですが、これも借金を増やすだけで、何の解決策にもなりません。

●クレジットカードのショッピング枠を利用して
 換金性の高い商品を頻繁に購入することは規約に違反し、
 使えなくなることもある。
●換金性の高い商品でも、差額は借金になる。
●換金先の金券ショップも、同じ店だと怪しまれるので
 ハシゴすることになり、時間もお金の浪費も生まれる。

ただお金を回しているだけ、自転車操業に費やした時間があれば、債務整理で弁済期間に充てた方が、断然、ダメージが少ない。

でも、その当時は返済、返済の毎日でいっぱいでしたので、そこまで気が回らず、返済が遅れることでどんなリスクが出てくるのか、怖いという気持ちもあったのですね。

今から思えば、債務整理に何のリスクもなく、新たな借金を作ることで弁済金を増やしただけになりました。

借金の整理した後の変化と今。

確かに信用情報機関に債務整理の履歴(異動情報)が乗り、以降5年間はカードローンを利用することはできなくなり、クレジットカードも作れず、ローンを組めないデメリットが債務整理にはあります。

でも、それよりも、借金が整理できるというのは代えがたいものです。

いろんな手を尽くしても返せなかった借金。
債務整理することで目途がつくのですから、気持ちもスッキリしますし、返済プレッシャーからも解放されます。

特定調停を選択したために本来なら返還できる過払い金を請求できずに弁済金も94000円にものぼったので、完済までの3年間も相当なプレッシャーに悩まされたものです。

でも、新たな借金を債務整理直近で作ったこと、過払い金の返還請求ができなかったことでこれだけの返済にのぼったので、実際はもっと少なかったかもしれません。

債務整理の経験で言えることは
●新たな借金で返済を回したとしても、破綻を先延ばしているだけ。
●ブラックリストに載ったからと言って、二度とローンを組めない訳ではない。
●クレジットカードも、喪明け後(ブラックリストから外れる)しばらしくして契約できる
●ローンを組めなくても、不自由はない。
●賃貸契約も信販会社の審査が絡むところ以外は影響はない
●勤務先にバレるケースは債務整理そのものではなく、借金に追われている表情や態度が原因に。
●執拗な取り立てはまず、ない。
●債務整理後も、催促の電話も、取り立てもかかってこない。
(掛けてくれば違反、執拗であれば行政処分・刑事告訴で対抗)
●債務整理した会社から二度と借りれなくなる訳ではないが、ある程度の期間は必要に。

自己破産にしてもそうですが、債務整理で生活が一変することはありません。
言わば、逆方向の良い方向に変わっていきます。

もし、長く借金に苦しんでいるようであれば、一度、弁護士や司法書士事務所に相談してみてください。
過払い金の返還請求を含めて、トータルで借金問題に目途がつき、整理できますから。
債務整理に掛かる費用も大事ですが、借金がいくら減り、返済していくのかは、もっと大事。
特定調停の選択にみられるように費用の一点でみることはおすすめしません。
(もちろん、契約内容は債務の総額で特定調停が良い場合もあります)

もっと、ラクに弁済できたのに。
もしかすると、過払い金で借金はゼロになったかもしれない。

私の経験談が少しでも借金問題を前進させ、お役に立てれば幸いです。