街金融の方が人情に厚い!?でも、今は貸してくれませんよ。

債務整理はまったく考えていなかった。

1社ずつコツコツ返済していく。

自力での完済を諦めていなかったのです。

今のようにネットから簡単に弁護士にアクセスできるような時代ではなかったですし、何しろ取り立てが恐い。
自分ではないのですが、玄関前に貼紙がされたのを見掛けたことがあり、取り立てを警戒していました。

もちろん、今でも昔でも違法行為です。

貸金業法が改正される前で、過払い金の訴訟が動いていましたから、金融会社の方も貸し渋りと催促の強化に乗り出している状態でした。

そんな中で借りれたのが梅田の場外馬券場近くの街金融。
新聞広告をみて、仕事の合間を利用して足を踏み入れました。

もう、大手からは断られるのは分かっている。
借りることができるのは名前は知られていないけれど、正規の登録を受けている会社だけ。
当時はまだ広告規制も今のように厳しくはなかったので、折込広告なども週末に折り込まれていました。

「200万円じゃないやん」

そう言われるのも、当然。

申込書には過少申告していたのですから。

昔も指定制度ではなかったものの、信用情報機関で他社の残高が分かる状態でしたので、実際の債務がつかめる状態ではあったのですね。

担当者が事務所の奥からもってきた1枚の紙には350万円近くの債務の記載が…
実際にはクレジットカードのキャッシングも未反映でしたので、400万円超の債務がありました。

「何に使うの?」

「出張費の足しに借りたいと思って」
実際は生活費のため、また他社の返済のためなのですが、正直には言えません。

「どれだけ希望しているの?」

(借りれるの?)

借りにきているにも関わらず、正直、貸してくれるんだと思っていましたね。
また、今、借りないと次の返済が滞るので、必死で食い下がり、何とか20万円は借りることができました。

しかし、実際はその3ヶ月後に債務整理(特定調停)をしてしまった。
裏切りにも似た気持ちもあったのですが、どうしようもない中で、借金の整理に踏み切ったのです。

そんな経緯もあり、自己破産だけはせずに、債務整理でも返す方法をとろう。
外しても良かったのですが、1社だけ特別扱いすると、他にも影響するので、すべての借金をテーブルに置いて整理したのです。

任意整理中でもキャッシングできる?答えは無理です。

本来なら、できないのですが、街金融の中には貸し出すところもあるようです。
貸金業法が改正された今でも。
もちろん、正規で登録を受けている会社です。

ブラックOKという言葉も出ません。
そんな言葉を出したら、行政処分の対象となるし、登録免許の更新がされないので廃業に追い込まれることだってあります。
また、済能力を調査することが義務られて厳格化されていますし、総量規制で年収の3分の1以上は借りれなくなっています。

昔も返済能力がノーチェックだった訳ではなく、信販会社やクレジット会社分の債務が見えにくい面があり、トータルの債務がつかめなかったのです。
現在は信販会社や大手の消費者金融などが加盟するCICと貸金業者がメインで加盟しているJICCの間でFINEと呼ばれるネットワークで相互の債務が見える化されています。

返済能力の義務化を遵守し、総量規制の範囲内であれば、借りることはできます。
大手の消費者金融ではダメですけどね。

大手はほんと対応がドライです。
システム化されているし、社会の監視も効いているので、任意整理で弁済中の人間には貸さないのが現状です。
(貸せないというのが実際か)

その反面、街金融は「人で貸す」面があります。
書類審査はもちろん、対面で人をみて、話を聞いて、お金を貸す。
人となりをみて、お金を貸すかどうか判断する。
難波金融道ではないけれど、過去よりも今後をみている面もあるのですね。

だたし、任意整理中であっても、なくても、借りるのは慎重になるべきですね。
どうすれば借りないで済むのか、収入の中でやりくりする学習を任意整理の弁済で身に付けておくことも大事です。

クレジットカードがあっても、限度額いっぱいなら、ただのカード。

大阪の街金融のほとんどは市場から消えました。
かつて私が借りていた会社のほとんども、ネットで調べても出てきませんし、当時の場所に店舗もありません。

ネットで契約・貸付が主流になる中で大阪にある街金融の中には対面貸出にこだわっています。

そう言えば、法律が改正される前に、こんなことも言われたことがあるなぁ。

「大阪の場合は南に行くほど、貸し出すのがしんどい人が多い」

今は違うかもしれませんが、景気も関連して、同じ地域でも格差があるようです。

その後、法律が改正され、街金の多くは姿を消しました。
特に十三や京橋などでは、かつて消費者金融などの看板が目立っていたのですが、ほとんど見かけなくなりましたからね。

以前は月々これぐらいの返済で済みますよ!というフレーズも多かったのですが、今は約定返済額を多めに設定し、早期の完済を組んでいるところが多いようです。

大手は借りにくいけど約定返済額は少ない。
街金は借りやすいけど約定返済額が多め。
法律の改正でどこも一緒になった今、街金は新たな利用価値を打ち出しているようです。

もう借りたくはないなぁ。
返済の追われる日々を考えれば、少々我慢してでも借金生活はしたくないもの。

今は総量規制があり、正規の金融会社では年収の3分の1を超えて貸すことはありません。

消費者金融から何社も借りている人は、新たな借り先を考えるよりも、債務整理で借金完済に向きを変えた方が良いと思います。

クレジットカードがなくても、なんら生活に支障はない。

持っていない人も多いですから。

クレジットカードが使えなくなることで債務整理をためらっていても、途上与信でいつ使えなくなるかわからない、今の与信調査、けっこう厳しくシビアな面がありますよ。

厳しめで書いていますが、これも債務整理を経験した者だから言えること、そんなに甘くはありません。

健全なサイクルの借金なら良いけれど…

健全なサイクルの借金ならいいんですけど、健全なサイクルではない、また計画的ではない借金は避けるべき、ローンを組む時も然り、計画を十分練ってください。

少しムリだと思えばやめるべき。
クルマのハンドリングと同じように、多少の遊びこと余裕がなければ、不健全なサイクルへと陥りますから。