借金は個人の問題。家族であっても関係なし。

夫の借金を妻が支払う必要はまったくありません。

金融会社の言い分として出てくるのは日常家事債務の連帯責任です。
日常家事債務とは言えば、日常の生活の中で購入する食費や光熱費、教育費、家具・衣料品などに使った債務で、これに借金も当たるとするものです。

生活のために借金を重ねた。
それゆえに金融会社の中にはそう主張することもあるのですが、生活のために借金をしたとしても、それは過程の話でもあり、その元となる原因は「日常家事」とは別であることも多いのです。

裁判になり、そう主張しても通用しないでしょうし、保証人になっていない限り、払う必要もありません。

もし、強行に主張し、取り立て行為があったとすれば、逆に行政処分を求めることもできます。

今の法律では家族とは言え、本人以外への取り立ては禁止していますから。

それでも、取り立てを続けるようであれば、「支払い義務がないので請求はしないように」と内容証明郵便を送付します。
大抵はこの段階で止まるのですが、さらに請求するようであれば、財務局か都道府県の貸金業指導課に申し立てをすると良いでしょう。
どちらに相談すべきかは登録番号をみれば分かります。

事故情報の取り扱いも同じこと。家族間であっても個人の問題。

債務整理で載る事故情報も同じことが言え、影響は個人だけに限定されます。

例えば、夫の借金で債務整理したとしても、妻のカードが使えなくなることはありません。

例えば、こんな例もありますよね。

妻の借金で債務整理した場合、夫が組む住宅ローンに影響が出るのか?

これも、影響はありません。

夫名義で組むのですから、妻が任意整理しても、それが審査に影響することはありません。

また、過去のWEB上の質問の中にも、こんな例がありました。
同じような質問です。

配偶者(この場合は妻側)が任意整理した場合に住宅ローンに審査に影響が出るのか?
3年前に消費者金融5社を任意整理して、全社過払い発生で残債がないケース…

ここでポイントを挙げたいのは全社、過払い発生している点。
任意整理をした結果、過払い金が返還されていることです。
この場合、ブラックリストに載っていませんので、問題なく住宅ローンの審査は通りますし、妻が債務整理したとしても夫で組むことに何ら影響は出ません。

後は資力・属性の問題のみ。
払えるかどうかの問題です。

家族カードの場合はどうなるのか。

家族で使えるクレジットカードですが、審査は家族ではなく、夫なり妻の与信が元になっています。
つまり、どちらかが債務整理した場合に使えなくなることはありますが、夫が契約者で妻が債務整理したとしても、使えなくなることはありません。

ただし、カード更新時期に制限が出ることはあります。
その場合、家族(先の例では妻)で使えなくなっても、夫が契約者の場合は自身はそのまま使えますので、影響は限定的、まったく使えなくなることもないでしょう。

任意整理の場合はもちろん、自己破産で同じことが言えます。
家族に自己破産した者がいるからと言って、カードが使えなくなることはありません。

任意整理など債務整理は個人の問題。
契約者の本人の問題で、影響もその範囲です。


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