借金問題は頑張って解決できる問題ではない。

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経験から言うと、当時、消費者金融は借りやすいこともあり、大手から中堅、個人経営の会社へと追加融資も受けられやすい状況にありました。

当時、大阪の京橋や十三・駅前ビルなどには自動契約機の数も相当ありましたし、借りやすい雰囲気があったのですね。
しかし、10年目を迎えるにあたり、自転車操業でつないでいたクレジットカードのキャッシング利用分が払えなくなり、債務整理を決断することにしました。

今でも覚えているのですが、12月初めに決意して、市が開催している法律相談に足を運び、債務整理の相談をしたのですが、専門の事務所はあるものの、弁護士費用の高さから自力でも解決できる特定調停を選択しました。

借金問題は頑張る問題ではないと思います。
金額にもよりますが、計画が破綻した以上はどう影響を最小限にして債務を整理するかが大切です。

特定調停は費用は安いけど、後が大変。

その言葉の通りです。
特定調停は裁判所が各金融機関に送付する通知のための郵送代と申請の印紙代だけで済むので安くつきますが、弁済額は思ったよりは下がらなかったのが実際です。

自己破産を免れた点はよかったのですが…

当時、最高裁の判例も出ていなかった時期でしたし、弁護士に相談するにも30分5000円掛かる。
生活費を切り詰めている身にとっては、とてもハードルは高かったのです。

特定調停の申請が下りたのが12月26日。
他の返済分が27日でしたので、その直前に申請できた訳で、まさしくギリギリの状態でした。
自分で金融会社の登記を調べる必要があり、裁判所への書類申請も自力です。
書類をまとめるだけでもひと苦労ですし、必ずしも申請が下りるとは限りません。
それは債務の中身によっては特定調停ではムリと判断されるからです。

何とか年末に処理できて、ひとまず返済は止まりましたが、2月の初めの調停以降で弁済が確定するのですが、3年を目安に払う金額は月9万円超と、収入からやりくりするのも大変な額での決着となりました。

なぜ、特定調停で弁済額が減らなかったのか。

その理由は最初の申請書類で提出する、月の収入から支出を差し引いた「支払い可能額」にありました。
その当時は就職活動中で調停できるかどうかも不安でしたが、面接も進んでいた中で調停委員の方には具体的に会社名を挙げて説明しました。

調停は拍子抜けするほど、簡単なものでした。

調停委員の方が関係者一覧表に明記されている会社に連絡を入れ、調停する。
早いものでは、ものの数分で終わったものもありました。

債権者全員が調停の場に来ることはありません。
私の場合は全体の十数件のうち2社のみです。

クレジット会社の分に関しては債権者側の担当者が直接来て、判事の方同席で判決という形で調停できました。

あまりこちらがムリなことを言うと、もっと弁済額を下げてというと、調停も不調になることもあるので、しぶしぶということも多かったのですね。

任意整理の方がもっと減額できた?

そんな経験もあり、私は特定調停を費用が安いからと言って、おすすめはしません。

特定調停でも利息制限法に引き直して整理しますが、過去の取引履歴まで調べて過払い金を確定しません。
もし、長年にわたる利用があるならば、任意整理で過払い金分を元金に充当して減額する方が得策です。

加えて2ヶ月続けて滞納すると、判決の効力を持っていますから、強制執行となります。

何とか払い切った総額500万円の借金。
自己破産してもおかしくない金額でしたが、その後の影響を最小限に収めた点では良かったと思います。